四国中国見聞録【後編②山口をゆく】

尾道を夕方に出発し、目指すは広島。

 

見聞録の前編の執筆のため

広島でスターバックスに寄ってみる。

驚いたことに、駐車場料金を取られる。

広島は都会の部類に入るのか分からんけども

カフェで駐車料金を取られるところには長居したくないという

謎の田舎もん精神が頭をもたげる。

 

広島の原爆資料館とか、みたいところはあったけども

本州最南端の山口を目指したいという気持ちが出て来た。

そうしてスターバックスが閉まる前に広島市を出発し、

深夜の高速をひた走ることになった。

 

山陽道の深夜の高速道路を走っている車両は

かなりの割合がトラックだ

このトラック一つ一つに運転してるおっさんがいて、

そのおっさん一人一人に家庭があって(ない人もいる一部いるだろうが)

みんなが寝ているこんな時間に物を運んでいるのかと

感慨深さを覚えるとともに、

この世界はよくできてんなぁと感心する。

深夜テンションの中ようやく下関に到着。

深夜なだけあって人影はほぼない。

下関は地理的なことをいうと、「本州のすみっこ」だ

この狭くて広い本州の最西端に位置する下関は古くから本州の玄関口として

日本海、瀬戸内海を結ぶ開運の要所として漁業のみならず各国との交易で栄えた。

 

そしてお決まりの車中泊2日目。

下関の夜は更けていく。

 

四国中国の旅ではあるけどここまで来たら関門トンネルを潜らな

と思い朝一番で通過。確か通行料は210円だった。

 

トンネルは3kmほど。

そして

九州上陸。門司港ちらっとだけ観て、

すぐ山口へとんぼ返り。

向かうは角島。

 


【ドライブ動画】角島大橋を往復してみた

角島こんなんです。

僕が運転しながら見ていた景色まさにこれ。

日頃の行いが良かったのか、晴天に恵まれる。

角島行くと、「海が青い」という当たり前のことが覆る。

角島の海は緑色にむしろ近い色をしてる。

なんでや水が綺麗やからか?と思って角島資料館なるところで案内のおっちゃんに聞くと

「この辺りの海域は暖流と寒流の境目で日本一多くの貝が取れるんやが、砂浜の80%は貝殼でできていて、海中にカルシウムが溶け出す。だから海中のカルシウム濃度が高くて日光の反射したときに緑がかって見えるんや」

 

と教えてくれる。

よきかなよきかな。

 

角島を後にし、次の目的地を考える。

島根の出雲大社、鳥取の砂丘は行きたい。

でも日本海側は高速道路ないしだるそうというので一旦山口を通って広島経由で出雲に行くことに

夜の山口をひた走る。

真っ暗な山道

本当に山奥。道脇に時折ラブホが現れては消えて行く。

人里離れたそんな地に

突如現れる。

第一印象はテーマパーク。

 

いろり山賊

 

 

人里離れた山奥にようこんなテーマパークこしらえたなって

世界観のカオスさに脱帽。

 

 

続きます